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それでもまだ、インターネットは要らない?

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昨年はADSL利用者が圧倒的な勢いで広がり、同時にインターネットの常時接続も一気に一般的なものになった。その立て役者は、ようやくADSLの導入に踏み切ったNTTであり、さらにYahoo! BB 価格破壊が後押しした。

我が家は回線の状況が好ましくないのか、申し込みは却下されたが、友人の家に昨年暮れ、Yahoo! BBが入った。それまでのNTTのADSLからの鞍替え。インターネットの通信にかかるコストは月額2,000円近く減った。

さらに驚くのは、その速度。NTTでも下り1Mbpsくらいと好成績だったが、Yahoo! BBはそれより目に見えて速い。わざわざ速度を測定するまでもないので調べていないが、恐らく3Mbpsくらいは出ていると思われる。ISDNなどのようにプロバイダまでの速度に足を引っ張られているという感じがまったくない。

これでモデムのレンタル料など何もかも含め、使い放題でコストは月額約3,000円。ダイヤルアップで接続するユーザーの通話料金とプロバイダ接続料を合わせたコストの平均は、これを大きく上回っているはずだ。

おまけに設定が簡単。一般にADSLに対応するプロバイダはPPPoEという、今までになかった方法で接続するが、Yahoo! BBは一般的なDHCP接続。IDやパスワードを入力することなく、DHCP接続にするだけで接続できる辺りも、これまでの少々、回りくどいインターネット接続と比べてはるかに小気味いい。

しかも、Yahoo! BBは間もなくこのADSL回線を利用したインターネット電話サービス、BB Phoneをスタートする。インターネット電話というと難しいような気がするが、通話にパソコンは必要なく、ふつうの電話機が使えるので、インターネット電話を意識することがない。

ただ、110番などにはかけられないので、NTTの契約を切るのは難しく、併用することになるだろうが、BB Phoneターミナルのレンタル料と合わせて月額530円さえ払えば、通話料は全国どこへかけても3分間7.5円!。市内通話でもNTTをわずかに下回り、それ以外の地域への通話料の安さはNTTの比ではない。

以前からインターネットに接続できる環境がないと、結果的に不利益を被ると主張してきた。インターネット上にある膨大な情報を金額に換算すれば計り知れない。さらにインターネットを知らないばかりに、さまざまなチャンスを逃していることもある。

とはいえ、そもそもインターネットを知らない人に話したところで説得力がない。しかし、Yahoo! BBの進出はそうした人たちにもインターネットがもたらす実益、逆にインターネットを利用しないための不利益を目に見える形で示したという点で歴史的な1ページを開いたといえる。

大手企業が紙媒体による社員採用をやめてインターネットに切り替える。インターネットがないから高い料金を払って単身赴任の夫に電話し、インターネットがないからネット上に存在する無料の辞書を使わずに大枚はたいて分厚い辞書を買ったもののほこりをかぶって書棚に死蔵される。

もちろん、それでもインターネットを使う、使わないの選択はあなたの手の中にある。インターネットがなくても生きていける。でも、それを言うなら、テレビだって、電話だって、車だって、それこそ覚悟さえあれば電気だって、水道だって、なくても生きていけるのだから。

投稿者 masatosato : 2002年01月03日 01:08

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