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田中外相の更迭に学ぶ“センセイ”の理屈

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外務省がアフガニスタン復興支援会議のNGO排除の問題はこじれにこじれた末、田中真紀子外相と外務省の野上義二外務事務次官の更迭、鈴木宗男衆院議院運営委員長の辞任で一応の決着をみたが、どうしても納得がいかない。

これまでの予算委員会では、どちらが嘘をついたのかは形として明確になっていないとはいえ、嘘をついているのは野上事務次官と鈴木氏であることは衆目の一致するところだ。

振り返ってみよう。事の始まりは外務省がNGOを排除したことだ。NGOのピースウィンズ・ジャパンの統括責任者、大西健丞氏が鈴木氏の圧力があったことを明かし、田中外相も外務省の発言をとりあげて援護射撃した。いわば、身内の不正をただす、内部告発であったともいえる。結果、それが更迭につながった。

今にして思えば、田中外相の涙の一件は、すでにそのとき、発言の修正に応じなければ更迭の可能性もあると釘をさされての涙だったのかもしれない。しかし、その後の予算委員会でまさに重大な決意をもって同じ発言を繰り返した田中外相。さらに、先の涙から一転して更迭決定後は、記者団に囲まれて淡々と答える様子を見ると、それまでが更迭を覚悟しての行動であったと思えてならない。

それにしても、田中外相の更迭の理由は政局を混乱させたということのようだ。橋本派への気兼ねと見る向きもあるが、今回、国会の“センセイ”たちは、国民に多くのことを教えてくれた。それはいかに不正があろうと、正義が歪められようと、周囲を混乱に巻き込むような場合は、信念をを曲げ、嘘をついてでも組織の利益を守らなければならないということ。

甲子園を目指す高校球児よ、部員が問題を起こしても決して口外してはいけません。そんなことをしたら学校全体が大問題になりますから。えっ?、同僚が賞味期限のラベルを貼り替えてた?。それも絶対、口にしちゃいけません。どうせ消費者なんかわかりゃしないんだから。えっ?、もうマスコミにもれた?。もらしたやつはクビだー!。そういうことですよね、小泉首相?。

投稿者 masatosato : 2002年01月30日 11:58

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