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燕市長に悪魔のささやきか
27日、燕市議会の正副議長が連れ立って高橋甚一市長に辞表提出を待つよう申し入れた。高橋市長に辞めないでほしいという思いがベースにある。まったくもってその真意がわからない。合併住民投票で反対多数なら辞職すると高橋市長は明言した。正副議長に説得されたくらいで決意が変わるとほど、市長の発言は軽いと思われたのだろうか。
すでに高橋市長の耳にも入っていただろうが、これ以前の段階でも「なぜ、高橋市長は辞めないのだろう」という声はあちこちで聞かれた。住民投票を前に高橋市長が政治生命をかける決意を明らかにするに至り、「ようやく」と思った人も少なくない。
この住民投票で大岩勉副議長は反対派の代表だった。赤塚功議長は賛成派ながら議長選で賛成派に裏切りととられる行動をとった。その2人が高橋市長に翻意を求める真意はどこにあるのだろう。
ここに至って高橋市長が辞職を撤回するようなことがあれば、住民投票に負けたうえに、赤っ恥をかくことになる。人間性さえ疑われかねない。潔く身を引くのが高橋市長にとって残された花道だ。
高橋市長を辞職に追いつめたと思われたくないがための正副議長のパフォーマンスと見るむきも一部にはあるが、結果的にはさらに高橋市長を追い込むことになるであろう辞職撤回を勧めるのは、失礼極まりない。パフォーマンスとしてもプラスになるどころか、マイナスになるばかりだ。
それとも、高橋市長に対する嫌がらせなのか、あるいは辞職を撤回させれば高橋市長を飼い犬のように手なずけられると思っているのだろうか。本気で高橋市長を引き止めたいと考えるのなら方法はただひとつ、反対派が翻意して合併推進に回ることだが、それはあり得ない。
考えれば考えるほど真意がわからないが、高橋市長にとっては、まるで悪魔のささやき。それにのっかって辞職を撤回した日には、「住民投票で負けたうえに…」と言われるのは火を見るよりも明らかで、目も当てられない。合併問題をめぐって混乱を重ねてきた市議会。これ以上、議会を混乱させないために高橋市長に続投してほしいというが、それは逆に混乱の新たな火種をまいているにほかならない。
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投稿者 masatosato : 2003年10月29日 12:34
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