<<2003年10月 | メイン | 2004年08月>>
2004年06月14日
アンビリーバブル!Euro2004、フランス v.s. イングランド
日本時間で14日午前3時45分キックオフとなったユーロ2004の予選、グループBのフランス対イングランド戦は劇的な幕切れとなった。サッカーファンならずとも興味を引かれるこの大会屈指の好カードは、歴史に残るゲームだった。
試合はフランスが優勢。攻守のバランスで勝るフランスが主導権を握った。イングランドはフランスの堅い守りにはばまれ、じっくりと攻撃を組み立てることはできず、ロングフィードかカウンターでしかゴール前でボールを運べなかった。
しかし、先制点はイングランド。右からのベッカムのフリーキックにランパードが頭で合わせ、流れからは難しかったゴールをセットプレーで得た。
さらにイングランドはワンダーボーイ、ルーニーがペナルティエリア内でファウルを受けてPKを獲得した。キッカーはベッカム。これをフランスのGK、バルテズがはじき返した。1998年のW杯、PKで当たりまくったバルテズを彷彿とさせた。
しかし、イングランドの1-0のまま後半のロスタイムへ。フランスのファンでも勝利を絶望視するなかで、きらめきを放ったのは、やはりジダンだった。ゴール前、右からのフリーキックを直接、ゴールネットに突き刺し、同点。これだけでも十分に劇的だったが、さらにサッカーの神様は、もうひとつのサプライズを用意していた。
イングランドのディフェンダーの不用意なバックパスを狙っていたフランスのアンリが飛び出し、GKはたまらずファウル、PKに。キッカーはジダンで、難なくこれを決め、まさかの大逆転。レアル・マドリードのチームメイト、ベッカムに気兼ねしてか、PKを決めてもジダンに笑顔はなく、厳しい表情のままだった。
結果から言えば、この試合のキーポイントは、ベッカムのPK失敗。イングランドファンからベッカムは戦犯扱いされかねず、ジダンは試合終了後、すぐにベッカムの元へ向かい、厳しい表情で握手を求めた。
多くの海外サッカーファンは、1999年のチャンピオンズリーグの決勝を思い出したことだろう。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)対バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)のカードは、バイエルンの1-0で迎えた後半ロスタイム。マンチェスターは2点をあげて逆転勝利を果たし、マンチェスターに所属していたベッカムもその勝利を味わった。そのベッカムが今度は逆転劇を悪夢として味わった。
何もサッカーに限らないが、スポーツは本当に何が起こるかわからない。今大会も開幕戦で優勝候補筆頭の開催国、ポルトガルがギリシャに敗退する波乱含みの幕開き。28日までは毎日、予選のグループリーグの試合が行われ、来月5日が決勝。サッカーファンは眠れない夜が続く。
![]()
投稿者 masatosato | カテゴリー:コラム | コメント (0) | トラックバック (0)