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携帯電話、今昔物語
携帯電話を買ったのは早い方だった。さすがに肩掛けの時代ではなかったが、初めて買った携帯電話はゾウが踏んでも壊れない筆入れくらい大きかった。当然、厚く、ずっしりと重く、スーツの内ポケットに入れると、重さでスーツが歪み、身につけるというより、かばんなどに入れて携帯するものといった感じ。死語と言ってもおかしくないポケベルが花形の時代。身近で携帯電話をもつ人はまれだった。
今となっては、うそのような話だが、当時、携帯電話否定派がかなりいた(笑)。そのほとんどは、最後に「一生、携帯電話はいらない」と嘲るように言い放ってくれた。そうした携帯電話否定派のすべてといっていい人たちが、今となっては携帯電話をもっているのは言うまでもない。
しかし、そこはおとな。携帯電話をもつようになった“元”携帯電話否定派をたいていはイジメなかったが、気まずそうに自分から言い訳を始める潔い人も。一部の親しい友人に対しては、まさに鬼の首を取ったように、思いっきりおちょくってあげた。それでイジメられた覚えのある人は、それは友情の証と、善意に受け止めてほしい(笑)。
元否定派の言い訳がまた、おもしろかった。示し合わせたかのように「…オレは必要ないんだけど…家族に持てと言われて…」(笑)。
いつか、子どもが「昔の人はケータイなしで、どうやって連絡をとりあってたの?。信じら〜んな〜い!」と言う時代が来ると当時、予言(笑)したが、実際にそうした声を聞くようになって愉快だ。
いち早く携帯電話を買ったのは、自由にどこからでも電話をかけたいという動機からだった。着信が嫌いなのは今も変わらず、携帯電話は常にサイレントモードだ。なるべく携帯電話の番号は教えない。用があるなら家の固定電話にくれ、と。
携帯電話の着信履歴をチェックするのも面倒くさくて、何度も携帯に電話したのに出ないと、ぶつぶつ文句を言われることもある。まったく不自由な時代になったものだ。とか言いながら、自分から人の携帯電話にかけてつながらないとイライラするのだが(笑)。
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投稿者 masatosato : 2006年05月23日 11:23
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