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他人事だと思っていると天罰がくだる

原稿を打っていると、つい傍観者的になるというか、肝心な内容を自分とはまったく関係ない所で起きているように思ってしまう。客観的になろうと思うからかもしれないが。

先に「小耳早耳」に大日本印刷が860万余りの個人情報を流出させた問題を入力した。流出した個人情報は同社がDM発送用に得意先から預かったもので、得意先には大企業も含まれていた。

こりゃ、大事件。小さな会社なら補償問題で一発で倒産だ。まあ、大日本印刷なら最悪の事態は免れるだろうが、印刷業界では同じような問題が発生する可能性があり、これを教訓に社内の個人情報管理を徹底させなければならないんだろうな〜とか思いながら、原稿を打っていたのを思い出す。

それから2週間余りたった。珍しく部屋の掃除をしてたら、クレジット会社から届いたなじみのない形式の封筒が出てきた。何だろうと封筒を開くと、書面の書き出しは『お客様情報流出のお詫び』で始まる。「ん?」としばらく読み進めてからようやく思い出した。そう、大日本印刷の個人情報流出の関連のわび状。他人事と思っていた自分に苦笑いした。

何かの当選通知ならうれしいが、『貴方様の個人情報の一部が流出していたことが確認されました』では、笑ってばかりもいられない。流出した個人情報の内容は名前、郵便番号、住所、さらに一部の顧客はカード番号、生年月日、性別も含まれているとのことで、『それ以外の情報は一切ふくまれておりません』のくだりには、さすがに「それだけ流出すりゃ、十分だろ!」とツッコミを入れたくなった(笑)。

さらに、この情報流出に起因する悪用被害には『全て弊社にて負担させていただきますのでご安心ください。』とある。これも大変。実際に悪用被害が発生した場合、クレジット会社は情報流出に起因しないことが証明できない限り、悪用被害を無条件にすべて負担せざるを得ないだろう。

もっとも、以前からクレジット会社は悪用被害に対する補償をうたっていたと思う。となれば保険会社と契約していたはずで、意外に大した実害はないのかも。待てよ、個人情報の流出は保険契約の想定外として支払われないのか?。クレジット会社は悪用被害で損害を被れば当然、大日本印刷に補償を求めるはず…。

などと考えるといったい、どこがどれだけの被害があるのか、さっぱりわからなくなってくる。いずれにしろ、個人情報が流出した大日本印刷の部署の責任者や担当者は、流出が明らかになったとき、さぞかし血の気が引いたことだろう。明日は我が身、緊張感をもって仕事に向かわねば…。

投稿者 masatosato : 2007年03月31日 05:43

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