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まるでCGのようだった北京五輪開会式
北京五輪が始まった。開会式は中国の感覚では国際的に受け入れられるようなものがつくれるのだろうかと高をくくってテレビ中継を見ていたが、ぶっ飛んだ。釘付けだった。マスゲーム的なイベントは圧巻だった。マスゲームで真っ先に思い浮かぶのは北朝鮮だが、よくよく考えれば共産党だからというべきか、中国にとってもマスゲームはいわばお家芸的なもの。ああした巨大スタジアムでは、いかにマスゲームが映えるかを思い知らされた。過去に見たどの五輪開会式よりも圧巻だったように思う。
もちろん、開会式をプロデュースしたという中国の有名監督の力量もあるのだろう。日本でも恐らく真似できないだろうと思う部分も多かった。また、これも想像だが、衣装や舞台装置には大ざっぱなところが多かったのではないだろうか。日本ならディテールに魂が宿るとかで、見えないところまでこだわるが、あの大舞台ではディテールよりも全体が重要で、逆にディテールにこだわるとスケール感を失ってしまうように見えた。中国の大陸的な感性が見事に結実していた。
ただ、そのマスゲームを見ている自分の感覚が面白かった。「まるでCGを見ているかのよう」に感じた。映画の世界では、地平線にまで届くかのような膨大な数の軍勢などを見るのは当たり前だ。そうしたシーンにCGが映画に使われ始めたころ、「まるで本物のように、生きているかのようにリアル」などと感心し、黒澤明監督が今も生きていたらCGでどんな作品を作ったんだろうか、それともかたくなにCGを拒んだのだろうかと考えた。
そして、CGのすり込みで、いつのまにか映画でおびただしい数の人が現れれると、すぐにこれはCGであり、現実ではないと自然に認識するようになっている。ところが、北京五輪開会式で目に飛び込んできた映像は、まるでCGを実写化したかのようだった。それが「まるでCGのようだった」という、逆転した感覚があって、なんか変な感じだった。ついでに、中国でのマスゲームの映像に、真っ先に「兵馬俑坑」の映像が重なったが、皆さんはいかがでした?。
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投稿者 masatosato : 2008年08月09日 05:10
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