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事業仕分けで優良児童劇巡回等事業を予算要求通りとしたのは、菊田氏の信念に基づく判断だった

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国民の注目を集めた事業仕分けのニュースは一段落したが、ひとつ、気になって仕方ないことがあった。地元新潟四区選出の菊田真紀子衆院議員が「優良児童劇巡回等事業」が予算要求どおりと認めた判断だ。

衆議院議員 菊田まきこ 公式サイト

この事業の仕分け作業のときはちょうど、仕事をしながらライブ中継に耳を傾けていた。児童館などを演劇や映画を公演、上映などを行う事業らしい。こうした事業にかかわる劇団は、経済的には恵まれていないのは容易に想像できる。事業を打ち切っていったん劇団が立ちゆかなくなったら、あとになって予算がついたから再生しようと思っても一朝一夕にはいかない。

そこまでの事業仕分けの流れから、この事業も見直しか予算縮減かと、やりきれない気持ちになった。実際、仕分け人の意見は予算縮減と見直しに集中したが、ここで菊田氏が結論。「私の政治判断で」という前置きして「総額は要求通り」ときっぱり。もちろん財団のリストラは求めながらだが、仕分け人の判断を覆した。心のなかで拍手を送った。今回の事業仕分けで初めての要求通りの結果となり、ニュースにもなった。

しかし、なぜ覆したのか。その理由が釈然としない。たまたま菊田氏本人と会う機会があったので直接、確認した。誰かからサジェスチョンがあったのか、あるいはプレッシャーがあったのかと。しかし、菊田氏は「私の判断です」ときっぱり。「大きな金額の事業でもないし、ここまで潰すのはかわいそう。それよりも無駄な部分(1,300万の理事のリストラ)の予算を演劇に回してあげれば」と何事もなかったように答えた。

先の衆院選で三期目の当選を果たし、同時に与党となった菊田氏。これからは中堅議委員として国政で大なたをふるってもらわなければならないが、この事業でのいい意味での空気を読まない信念の貫き方は評価すべきだろう。ただ、ライブで聴いていたときも「私の政治判断で」という表現がひっかかっていたが、それについては同僚議員から指摘があったという。

それはともかく、相当の人が事業仕分けのライブ中継を観たと聞く。あるていど以上、観た人はわかったと思うが、テレビや新聞での報道のされ方が、実際の事業仕分けの様子とかなり違うことに驚いたのではないだろうか。当たり前だが、淡々と作業が進んでいる部分はニュースにならない、声を荒げたり、反論したりする部分ばかりがニュースになるどころか、実際には官僚が質問にまったくそぐわない回答を始めるのを仕分け人が制止したり、仕分け人が官僚を援護射撃をする発言を間違えて官僚を攻撃する発言ととらえた報道もあった。

報道がいかに断片的で、極端な部分だけを集約し、繰り返し垂れ流しているのか良くわかったと思う。それだけでも事業仕分けの価値があったというもの。図らずもマスコミの事業仕分けされたという所以でもあるのだろう。

「事業仕分け」から見えてきたこと - http://www.jimbo.tv/

投稿者 masatosato : 2009年12月08日 05:28

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