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退職した市職員を現役職員とつなぐツールとしてツイッターの活用を
スポンサードリンク3月31日、三条市の退職者辞令交付式が行われた。今回は、国定勇人市長が退職者に対して何を話したか詳しくは知らないが、「これまでの経験を今後も市政に生かしてほしい」はいわば常套句だ。しかし、長年培ったせっかくの経験、能力の大半が眠ったままになっている。
このことを7・13水害のときにも感じた。水害発生初日、市役所に集まった幹部職員たちが日が変わろうかという深夜になっても顔をそろえながら、誰が音頭をとるでもなく、茫然として対策本部に詰めているという印象だった。かといって幹部職員を責められない。こんなに大きな災害に直面した経験がなかったのだ。
五十嵐川の氾濫では、昭和36年に渡瀬橋、新大橋、御蔵橋が流出、同39年に中新地区堤防が決壊。さらに同38年の三八豪雪と、このころに大きな災害が集中した。7・13水害のときの幹部職員は当時、20歳そこそこの若手職員。市の中枢が災害にどのように対応したかを知らないはずだ。
当時の職員が相次ぐ災害から得た教訓は、7・13水害までにいわば職員の共有知から大幅に失われた。仮に10年早く7・13水害が発生していたらと考えると、30歳を過ぎて昭和30年代の災害に対応した職員が幹部だったらと想像することがある。
退職した元職員の経験、能力は市民にとって貴重な財産になり得るが、だからといってそれをどうやって生かすかとなると難しい。退職しても市政に影響力をもち続けることは健全とは言えない。良かれと思って現役職員に進言しても煙たがられることもあるだろうし、それでは元も子もない。
逆に市から元職員への協力を要請するの難しい。元職員が協力を断れば非国民ならぬ非市民扱いされると勘繰りそうだし、半強制的と受け止められかねない。市としても元職員の知恵を求めたからには、賛否にかかわらず一部でもその考えをくみ上げざるを得ないプレッシャーが生まれる。双方にとってデメリットが大きい。
市と元職員との間を連携させる何かうまい方法がないだろうかと、ずっと頭の隅にあったが、現状で最適な方法を思いついた。エバンジェリストのようで恐縮だが、ツイッターだ。
ツイッターの基本はあくまでも「つぶやき」。基本的に特定の相手が「つぶやき」に耳を傾けてくれることを前提にしていない。つぶやいても誰からも何もリアクションがなかったとしても不平を言う筋合いではない。
例えば、現役職員がある仕事で壁にぶち当たったとつぶやく。それにアイデアを思いついた元職員が、昔はこういう経験があったとつぶやく。逆に元職員が、こういう風にしたら行政の運営がスムーズになるという提案をつぶやいたら、それに目を止めた現役職員が現場で採用するとか。
これらのコミュニケーションが、ツイッターでは応答する義務がないのがいい。互いに変な気兼ねや義務感、プレッシャーを感じずにできるのがいい。ツイッターのユルさが効果的に機能するはずだ。
幸い、定年退職者もパソコンに明るい人が増えている。今どきの60歳は隠居するにはまだ早い。ぜひ、ツイッター活用して長年の行政経験を今度は行政の外側から還元してほしい。
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投稿者 masatosato : 2010年04月02日 04:16
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